6/25(水) カリモク家具工場見学
2025年06月30日
6月25日、愛知県知多にあるカリモク家具の工場見学ツアーに参加いたしました。
KICA会員13名が訪れたのは、総張工場、東浦カリモク、知多カリモク の3ヶ所を一日で巡るツアーであり、家具の製造工程を間近で見ることができた貴重な時間となりました。
▪️総張工場
概要説明では、カリモク家具の合言葉としても使っている「ハイテク×ハイタッチ」という理念の説明がありました。ハイテク=テクノロジー、ソフトウェア/ハイタッチ=手づくり、人がやらなければならない感性によるもの。
この言葉は3つの工場の製造工程を見るうちに、意味がだんだんと理解できました。
木枠の精度、張り地の選定・縫製、木工の加工技術、塗装技術と多くの専門職人さんがもの作りの大部分を行い、また、その元となる材料を無駄なく使うレイアウトをテクノロジーが担い、そのカットはレーザーで狂いなく行うことは、まさに「ハイテク」のアイデンティティーが現場にあると感じました。
▪️東浦カリモク
木工加工→木地調整→組付→塗装工程→張込み→検査→梱包の工程を見させていただきました。
職人の方は若い方も多く働いていて、真剣な眼差しで取り組んでいらっしゃったのが印象的です。新人の方と熟練の方、女性も多い職場で、それぞれの持ち場を黙々と取り組まれていました。
▪️知多カリモク
一番印象に残ったのは、なんと言っても自然乾燥を行なっていた屋外の場所です。
積み上げられた木材の量が圧巻でした。
国内外から送られてきた生木を6ヶ月〜1年ほどかけて天然乾燥を行った後、人工乾燥するということですが、その徹底した管理体制に驚きました。
また、衝撃試験も繰り返すなど安全な家具づくりを行うカリモクの信頼度がさらに高まり、「板から生産がスタートする」とはまさにこのことだと感じました。
リーフレットに記載されている「カリモク家具は人の身体や環境にやさしい、業界最高水準の”安心家具”作りに取り組んでいます」の言葉通り、生きた現場を見ることができたことは本当に貴重な経験となりました。
工場見学をさせていただいたことで、より一層カリモク家具が好きになり、自信を持ってお客様にお勧めすることができます。
昼食をいただいた食堂は、KNS(カリモクニュースタンダード)の家具が多用された心地良い空間でしたし、総張工場のワークスペースも木のぬくもり感があり素敵でした。
家具づくりのこだわりと木に浸った一日となり、アテンドしていただいた工場の方、エーアイディーの織田様、企画いただいた冨田さん、心より感謝申し上げます。
(F.N記)
















