日時：2008年3月9日（日）、12日（水）　13:30〜15:30
場所：ハウスクエア横浜　4F　セミナールーム

（株）ジー・キューブ設計事務所の宇賀田 勝先生をお招きし、ICに必要な住宅関連法規についてご講演いただきました。

近年、建築基準法の改正に伴い採光や換気、排煙設備などリフォームの際に見落としになりがちな住宅関連法規を中心にICにも分かりやすい様に事例を多く用いて講演していただきました。
今回の建築基準法の改正のきっかけになったのは2年前に発覚した『姉歯建築士による偽装構造計算』がきっかけとなった話題からICにも理解出来る説明をしていただきました。基準法の改正で、従来までは建築申請も21日程度で済んでいたものが、70日程度も審査にかかる様になってきているとの事です。

また、今回の法改正で罰則も強化され、耐震基準の偽装や重大な違反には懲役刑と罰金(法人の場合は最高金額で1億円！！)等の見直しがされているとの説明もありました。
ですので、知らずに建築時の重大な違反があった場合、企業にとっては莫大な違反金が課せられる事になるので、法律に沿った様々な項目のチェックや行政への確認を行いながら設計、施工が必要になってきている様です。
この法改正は設計者だけの様に思われがちですが、我々ICもこの法改正には深く関わっており、新築、リフォーム時の内装を手がけるにあたり、採光、換気のに関する法律の改正部分に注意する必要が出てきます。うっかり基準法の見直しを知らずにいると後々になって大きな問題となることもあるようです。

法改正により罰則も強化され、例えICと言えども『そんな事、知らなかった！！』では済まされないという現状との説明がありました。
一般の方から見れば我々ICも立派なプロ。
『知らなかった！！』では許されないのも当然だなと改めて思い知らされました。

通常、インテリアのスキルアップセミナーはコーディネートのテクニックなどが中心になりますが、法律など、視点を変えたセミナーもＩＣのスキルアップにふさわしい内容のセミナーだと思いました。

今回、住宅関連法規を説明していただいた(株)ジー・キューブ設計事務所の宇賀田　勝先生、貴重なご講演ありがとうございました。

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レポート制作
広報担当：名苗　秀彦